脱・無添加主義。

カフェにいらっしゃるお客様の中には、食材について尋ねられる方もときおりいらっしゃる。特に小さいお子さんを持つお母さんにとっては気になるところなのであろう。

 

 私自身、現在3歳になる子供がおり、食材には気を留めたり留めなかったりであるが、かつては、某大手の宅配業者から無農薬野菜やらオーガニックなんちゃらをせっせと購入していたこともあったりして、食材に大枚はたいて安心感を得ていたように思う。

それはなぜかと言えば、身近に並んでいる食材たちは放射性物質やら遺伝子組み換え食品やら添加物やら目には見えないとても危険に満ちた恐ろしいモノで作られているぞ、という警告というか、脅しが世の中には溢れているからだ。

しかし、冷静になってよく見てみれば、それらの元は騒ぎ立てるのが仕事であるマスコミだったり安心食材を売る宅配業者の広告だったり無責任なネットのクチコミだったりする。今や大量の情報の中から真実を見出すのは非常に困難なことである。

軽薄な情報は大量に溢れ、耳を塞いでも聞こえてくるが、本当に必要な情報、真実は自ら採りにいかなければ得ることができない。

 

何が安全で何が安心か?

結論から言えば、世に絶対安全、は無い。

食品に潜む危険性は、何も人為的なモノに限ったことではなく、じゃがいもだって猛毒が潜んでいる。でも、猛毒を回避しながら食べるのは、じゃがいもの高い栄養価だったり、生育しやすい品種だったりと、有益なことが大きいからである。

リスクを恐れていては、何も口にできないし、生きていくことすら困難だ。

 

リスクを回避するには、しかるべきところから出されるしかるべき情報を元に

いろいろ、色々、イロイロ、信じたり疑ったり、食べたり食べなかったりすることが近道なような気がする今日この頃。

やっぱり偏食はよくありません、偏食は。

要はバランスなんじゃないかと。

(前回に引き続きしつこいようですが…)

極端なハナシ、ビタミンAやカロテンだって、生きるに必須要素の水だって、採り過ぎれば毒になる。

他方、悪者一辺倒、避難轟々の食品添加物のその添加されている量といったらごく微量であり、ソーセージなんかに保存料(発色剤)として添加されている亜硫酸ナトリウムなんかはホウレン草にも多く含まれている。さらに、加工食品の食べ過ぎによる健康被害は、添加物によるものではなく、塩分や脂肪分によるものである、という報告が最近ヨーロッパではされていたり。添加物にしろ遺伝子組み換え食品にしろ、何もしょっぱなから健康を害することが目的なわけではなく、当然ながらその有益性と安全性が実証されているのだ。

(添加物業者の回しモノじゃありませんよ?)

だからといって、食品添加物万歳、赤色1号青色2号食べれば人生バラ色だぜ!

とは言いません。

だけどね、かき氷が白色みぞれ味しかなかったら、やっぱりさみしいじゃないの。

舌がまっかっかになっちゃうイチゴ味だってたまにはいいじゃないの。

食べ物は見た目も大事。

外観が赤いからそれがイチゴ味に感じる。

脳が、ココロが、”美味しい”と感じることが一番だと思う。

 

加工肉とか袋入りのパンとかマーガリンとか、私は好きではない。

それは、食品添加物たっぷりだから、ではなくて、

ホントに美味しいと思わないから。

でも、子供の頃は、ソレ明らかに化学的食品ですよね?ていうか、食品ですか?的なカラフルで甘くて酸っぱい、いろんなものを口にしたし、それらが美味しいというより、楽しかった。

人生、どんだけ楽しんだか、じゃないのかい。

 

今後は日本もTPP参加、さらに食品の選択肢が増える分、的確な情報が必要となる。

強烈なワードばかりを気にして目前の危険を見落とさぬよう…。

保存料無添加ソーセージもいいけど、食中毒には気を付けないとね。

 

ちなみに。

カフェで使用している食材については、全てワタシのお眼鏡にかなった安心食材です。(安心できない?)